治療メニュー・料金

初診の場合は約45分前後かけて、お辛いことや、今までの治療歴、普段の生活について伺います。爪がもろいとか、踵の皮膚が乾燥しやすいとか、かいた汗が引きにくいとか、病院では話題に出にくいようなことが、東洋医学では、治療上、大事なヒントになることがあります。
継続でご通院中の方も、前回の治療後のだるさの有無、ご体調の変化など、必要な点をお尋ねします。　

　全身治療の場合は、仰向けから始まり、東洋医学の診察である、舌診、脈診、腹診を行います。（状況により、リクライニングチェアでの施術もできます）
　舌の表裏を拝見することで、お身体の巡りの良し悪し、エネルギー不足か否か、水はけが良いか否か、また、熱がこもっているかどうか、胃腸の状態など、様々なことがわかります。
　脈診は、病院でドクターやナースがするように、不整脈の有無や、脈拍数だけを診る方法とはかなり違います。施術者の指を当てる場所により、「五臓六腑」それぞれの場所のコンディションがわかります。
　腹診は、お腹にそっと触れて、東洋医学的に、滞りや冷え、熱感、弱っている臓腑の判断、また、西洋的にも、肝臓の腫れなどを触知し、治療のヒントを得ます。
　手や脚の皮膚の状態もかなりお身体の状態を反映します。

①から③の診察で得られた情報から、その日に使うツボの場所、鍼の番手や本数、打つ角度や深さ、お灸の場所や回数などを判断して治療をしていきます。

　仰向けの治療が終わったら、全身治療の場合はうつ伏せになって頂き、今度は背面のツボに治療をします。ショートコースの場合は、問診の段階でお顔色の観察や舌診をしておき、うつ伏せから始めたりも致します。臨機応変に、横向きでの施術など、無理のない姿勢で行います。

　治療が終わったら、使用前後の鍼数を確認し、最後にもう一度脈診をします。必要なら多少、追加で治療をする場合もあります。

　ゆっくり起きて頂き、ご体調を確認し、着替えです。

　その日の治療で気づいた点や、必要な食養生のこと、生活上の注意点などをお話し致します。