夏から秋への養生

尋常でない暑さも漸く過ぎて、やっと朝晩凌ぎやすくなってきました。また、どんどん日が短くなって、秋だなと感じます。体質の敏感な方には、この夏は、とりわけ辛かったと思います。暑さで、化学物質の揮発が増えるからです。猛暑だけでもボーッとなるのに、そこへ空気中にいろいろな物質が混ざってくるので、しんどいこと、この上ないわけです。

沈黙の臓器と言われる肝臓と、腎臓が、黙々とそれらを分解、解毒してくれています。夏の疲れが出る今の時期、入手しやすい蒟蒻で内臓もいたわってあげたいものです。

自然療法のバイブルである、東城百合子先生の本にもありますが、10分程茹でて芯まで熱くした蒟蒻で温湿布します。アツアツをタオルでぐるぐるに包み、端をキャンディのように輪ゴムなどで止め、火傷しないように、身体の上にもタオルを敷いて、のせます。(温度はタオルの重ね具合で調節して下さい)蒟蒻を2枚用意すると、左右の腎臓も温められます。

肝臓はみぞおちの右側、手で触れて一番下の肋骨にかかるくらいのところです。腎臓はうつ伏せになり、背骨の、おへその真後ろあたりの高さから両脇にあたる部分です。

仰向け、うつ伏せでそれぞれ10~15分位温めるだけでも、思わずホーッとなるほど気持ちの良いものです。疲れていると、そのまま寝落ちすることも…。2枚用意したら、肝臓をやる時は、もう1枚はお腹(腸)を温めてあげればいいです。東城先生流に、本格的にやるには、最後に脾臓(左の脇腹)をサッと冷たいタオルで冷やすのだそうです。疲れて炎症気味に熱をもっている脾臓を、ちょっとだけ冷やすということです。

院のクライアントさんも、何人か、これの虜になりました。なんと、ペットまでが、その気持ちよさにやられて、じーっと静かにしているそうです。動物は、本能的に、身体にいいことはわかるんですね。鍼灸を取り入れている獣医さんの所に来るペットたちは、腰の片側の治療が済むと、自分から反対側も!と言わんばかりに向きを変えるんだそうです。

こんな温湿布をするにはまだ少し暑いかな、と思われるような日でも、意外と内臓は冷えているもので、その証拠に、包んだ蒟蒻をのせた時の快適さを身体はきちんと感じ取ります。

時々こうして温湿布したり、自分でお灸したり、夏の間はシャワーで済ませていた方も、しっかり湯船に浸かったり。ケアをすれば、身体はちゃんと応えてくれます。疲れの取れ方が違います。で、秋の果物、「肺を潤す梨」でも食べれば、最高です。

そうそう、蒟蒻は、レンジを使わずに、お湯で茹でて下さい。湿布に使ったものは食べないことと、あと、冷蔵庫で保管すれば、4回位は使えます。だんだん小さくなっていきますが…。

是非一度、お試しください。至福の時間になること、保証します。

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